5限目 水虫を放置してはいけない理由




水虫は、日本人の5人に1人が感染している国民病とも言える感染病ですが、感染者の大多数が病院での受診をしておらず、また市販薬を用いた治療もしていないのが実情で、水虫だと認識しながらも放置している方が多くおられます。
水虫に対する正しい知識を知れば、水虫を放置してはいけない理由もご理解頂けると思います。



<その1> 家族や身近な人への感染

かつて大源製薬でリサーチを行った際も、水虫に感染している3人に1人が感染源を家族からという結果が出ているほど、水虫は家庭内感染が一番多い病気です。感染者との同居期間が長くなればなるほど、家族や身近な人への感染の確率は高くなりますので、水虫は放置せず、治療することが大切です。


<その2> 慢性化するほど完治が難しくなる

水虫が慢性化すればするほど、白癬菌は角質層の奥に身を潜めることになり、厚い角質層によって治療を妨害してくるので、完治させることが難しくなります。
小さな水虫であっても放置することなく、しっかりと治療をすることが大切です。


<その3> かかと水虫や爪水虫を患う可能性

水虫を放置し続けていると、足裏全体に白癬菌が感染し、かかと水虫や爪水虫と呼ばれる難治性の水虫に発展することがあります。爪水虫は日本人の10人に1人が感染しているとも言われ、完治するには1年以上もの期間を要するだけでなく、歩行時に痛みを伴うことが生じ、見た目も酷くなるため、多くの方が悩まれる病気としても知られています。


<その4> 糖尿病との合併症による四肢の切断の可能性

水虫事態は、生命を脅かすことがないものの、糖尿病などとの合併症を引き起こすと、四肢の切断といったことも余儀なくされるケースも年間、多数発生しています。水虫の些細な傷が悪化し、指の切断などが起こらないように、フットケアに注意することが大切です。

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