3限目 水虫治療を終了する際の注意点




水虫の治療の終了の仕方を見誤ってしまうと、再発するリスクが高まるだけでなく白癬菌に水虫薬の耐性がついてしまい、次回治療をする際に水虫薬が効きにくくなる可能性もあります。しかし、水虫の治療の終え方は、個人では判断が難しいため、以下のポイントを踏まえて治療を終えることをお勧めします。



<ポイントその1> 治療期間を守ろう

水虫の症状が目視で確認できなくなると、次は治療をいつ終了しようかということになりますが、まずは治療を終了する前に、水虫薬を塗りだしてから最低限必要な治療期間は守れているかをご確認ください。水虫の治療は、種類や症状によって治療期間は異なりますが、最低でも3ヶ月は、毎日塗り続ける必要があります。治療期間が守れていない場合や、使用方法において塗りが甘い場合、角質層の奥に白癬菌が潜んでいると再発の原因になりますので、ご注意ください。



<ポイントその2> プラス1ヶ月は塗り続ける。

水虫の原因菌である白癬菌は、角質の奥に潜む習性がありますので、治ったと感じてもすぐに中断しないことは大切なことです。
最低でも治ったと感じても1ヶ月は塗り続けることが重要です。
治療に必要な3ヶ月目以降、水虫が治ったと感じた場合、少しずつ塗る量や塗るタイミングを空けて、終了に向けてのクールダウンを行ってください。


<ポイントその3> 生活改善を心掛けよう

上記2点をクリアしたら、最後に生活改善を心掛けられるようになったら終了しましょう。
水虫になりやすい方は、趾間が密着して蒸れやすい体質の方、足元が汚れやすい方、新陳代謝が悪い方、免疫力が落ちている方などがなりやすいと言われています。ご自身の身体的特徴を踏まえて、水虫になってしまう生活習慣を改善することで、足元を清潔に、蒸れない暮らしを行えるようになれば、再発のリスクも少なく、水虫の治療を終了しても大丈夫だと思います。

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