2限目 水虫の治療方法を見直そう



水虫薬は塗れば治ると思っていませんか。
実は、水虫薬はただ塗れば治るというものではありません。塗る前の準備から塗った後の事後までを治療として考えることが大切で、水虫の正しい治療方法を身につけることが完治のために必要となります。



STEP1> ソープで足元を綺麗に洗う

小さな子供が膝などにすり傷などのケガをした場合、洗浄もせずに絆創膏を貼ったりしないのと同様、水虫も水虫薬を塗る治療をされる際には、足元をフットソープで洗うことが大切になります。
石けんで足裏を丁寧に洗うことで、足裏の表面に付着した白癬菌を洗い落とすことが出来、白癬菌の増加による症状の悪化を防ぐことが出来ます。
また、水虫薬エフゲンを塗布する前に白癬菌を減らすことで、水虫治療の効果を上げることが出来、家族間感染を減らすことができます。
梅雨から夏場の時期にかけては、気温、湿度ともに高く、白癬菌が急増するため、水虫薬だけに頼るのではなく、「足裏の白癬菌の数を減らす」ことが大切です。


STEP2> 水虫薬はたっぷりと塗る

水虫は、少ない量を塗っても効果はありません。たっぷりだなと感じるくらい塗って治療をしましょう。
水虫は片足にだけ発症するということはほぼありません。症状が見受けられないとしても、両足の足裏全体に塗ることをお勧めします。
これは指と指の間の趾間に水虫が見受けられる場合でも同様で、足裏全体に水虫薬を塗るということが基本となります。

なお、水虫薬エフゲンをご使用される際は、多く塗りすぎると角質が剥がれるが長期にわたり続くので、足裏全体には塗って欲しいのですが、塗る量を以下のように調整することが大切です。

初期の水虫の場合
治療開始〜約10日ほど・・・多めに塗る。
 
2週間〜3ヶ月ほど・・・重ね塗り程度に塗る。
 
3ヶ月〜4ヶ月ほど・・・薄く塗る。


爪床水虫、かかと水虫などは、治療期間が半年から1年ほどの場合もあります。


STEP3> 足元の蒸れを防ぐ

水虫薬を塗り終えたら、次にすることは「足元の蒸れ」を出来るだけ防ぐことです。
水虫の増殖には、足元の蒸れが大きく影響しているため、足元の蒸れを防ぐことが水虫の悪化を防ぎます。
足元の蒸れを防ぐ方法としては、市販の制汗剤を使う方法もありますが、5本指ソックスを履くことや「趾間汗取りパッド足ゆびちゃん」といった趾間汗取りパッドを用いて防ぐ方法がお勧めです。
メッシュの不織布で出来た足ゆびちゃんは、1枚で終日を蒸れなく、 快適に過ごせる、大源製薬の大人気商品です。
 水虫の治療中の方にもおすすめです。是非、お試しください。水虫の治療効果が格段に上がるのを感じられます。



STEP4> 身の回りから白癬菌を排除する

水虫の無限ループから抜け出すためには、ご家庭内に潜伏する白癬菌を追い出す必要があります。そのためにも、まずは家庭内患者をゼロにする努力、家の床に潜伏する白癬菌を掃除によって除去すること、そしてご家庭内で直接、肌と白癬菌が触れあわないようにするため、スリッパを履くなどの努力が必要となります。これまで使ってきた、ご自身の靴にも白癬菌が潜伏しているかもしれません。毎日、同じ靴を履かないのは基本として、靴の中の洗浄も時折するようにしておきましょう。



STEP5> 足裏は清潔にしておこう

最後は、日常的に足裏を清潔にしておくということです。
水虫薬は、112回の塗布で基本的に問題ありませんが、足元を清潔に保ち、蒸れを抑えることが何よりも大切です。
足の蒸れや汚れが気になる際は、アルコール除菌シート等で足元を拭いてあげるだけでも効果がありますし、帰宅後にはすぐに足元を洗うといったことを徹底されるのも良い習慣だと思います。

水虫治療の秘訣は、清潔・乾燥・毎日続けることの3つがとても大切になります。
大源製薬では、治療方法に悩まれた方に向けて、専門スタッフが無料のカウンセリングを行っておりますので、是非お気軽にご連絡ください。
 

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